わたしさえ いなければ

Coccoが全盛期の頃、私は中学生だった。
シングル曲しか知らないのだが、歌声もサウンドも美しいのに、
歌詞は物語調で痛々しく、バッドエンドの曲が多いように思う。

でも20年以上経って、当時のシングル曲達が
今の私の心境に絶妙に当てはまるのだった。
「雲路の果て」「ポロメリア」「樹海の糸」「星に願いを」「焼け野が原」。
音源は持ってないが、もし聴いたら心に沁みて泣いちゃうだろうなあ。

ほんと、家事をしていても、パソコンで作業していても、
車に乗って出かけていても、買い物をしていても、
お風呂に入っていても、寝る前も起きた時も、
彼のことを考えてしまうんだよなあ。
これでも考える時間が減ったきた方。

彼は私のことを、考える時間ってあるんだろうか。
彼は一極集中型だから、集中している時は他のことが目にも耳にも入らない。
何かに集中して、専念しているうちに、
私のことなんて考えなくなるんじゃないか。
そしてメールすることすら頭から消えてなくなってたりして。

彼の中で答えは見つかっているんだろうか。
返事がないのが答えって言うけど、腑に落ちなくて。
私の中で答えは、うっすらではありますが浮かんではきています。
まだ決めきれてはいないけど。